イベントレポート 新宿シネシティ広場 「あーとの禱り」（あーとのまつり）art_no_matsuri – 2023年1月28日、29日、2月4日、5日
コロナももう終息かといったところの年明け1月末から2月頭の週末で行われたイベント「あーとの禱り」。
装飾はミラーボーラー、櫓を立ててのDJ並びに生演奏を照明クルーも加わって旧コマ劇場前、現新宿シネシティ広場での攻めた野外イベントin歌舞伎町。
tohoシネマのビルから覗くゴジラを目の前に、東急歌舞伎町タワーに挟まれる形で開催されました！
マスクをする人が過半数を占める中、2週にわたっての週末土日、計4日間をおよそ16時半頃から20時半の間で催された今回の企画は最終日の石野卓球で入場規制及び満員御礼で幕を閉じる。ご来場いただいた方ありがとうございました！
それもそのはず入場料は無料といった主催者側の気の入れよう。
我々は街中で行われるイベントで付き纏う、厳しい騒音規制の問題の中、如何に質の高い音を提供できるかを日本のクラブシーン/ダンスミュージックフェスティバルを黎明期から関わる浅田泰氏に助言を求めながら進めていきました。
■DAY 1 ボカロP
歌舞伎町独特の雰囲気ではじまった初日、ボカロプロデューサーと呼ばれるボーカロイドが歌う曲を軸にDJをするアーティストとそのファン達に歌舞伎町で遊ぶ若者達が加わり賑わう。
前日の設営で、櫓にメインスピーカーをXPRS 215とXPRS15をステレオで配置し、少し後ろに位置する場所にリアスピーカーとしてXPRS10をこちらもステレオで稼働させることに。
地域の規制では60db以下（繁華街の街騒レベル）という事でしたが、商工会等も協力してくれていたイベントとあって、フレキシブルな音量、音圧調整を行いながらの運営となりました。
■DAY 2 トランス Trance
JzTranceの荒木氏が集めた国内のトランス業界を賑わすプロデューサーとDJで彩ったこの日。
優秀な運営チームより得られたDAY 1での騒音対策情報を元に、リアスピーカーにXPRS 215ローボックスを追加し、ダンスフロアとしての機能する「低域による体感を可能とした」エリアを拡張。音量的には控え目な時間と「どうしてもここは上げてほしい！」という運営サイドの意志を取り入れながらバランスを取っていく。
新たに設置したリアのローボックスにより低音のムラが発生するが、装飾との位置関係、騒音対策と絡めた上でスタック毎のサービスエリアを浅田氏と一緒に拡張と推敲を行いました。
■DAY 3 クラブミュージック Techno House Dance Club Bass Music
EDM、ベースミュージックを含むハウス、テクノのアーティストで賑わったこの日。近隣の店の関係もあるのでこちらはやや抑え気味ではあるが、リアに拡張したローボックスも調子良くなっていた。
ロケットマンの盛り上げも効いて、夜9時前には閉じてしまうパーティー会場にフロアのお客さんも興奮冷めやらずで会場にはアンコールなどの声が鳴り響く。
■DAY 4 総合パフォーマンスグループ、生演奏、Techno House。
最終日、歌舞伎町を遊び場にしている人達なのか連日見る顔もチラホラ。この日は2組の生演奏の後にDJがあり、ステージ（櫓）周りは常に忙しく活気があった。
最終的には冒頭に書いたように入場規制もかかる大盛況ぶり。
締めには次回を期待できる様な運営サイドのアナウンスもあり、益々今後が楽しみなイベントでした！
